こんにちは。このは歯科クリニックを開設しました院長の小西浩介です。
開業して早1か月が経ち、患者様が増えてきて嬉しく、そしてありがたく感じています。今回は、
- 私の目指す歯科医院、コンセプト
- 前)橋口歯科医院の橋口先生とのご縁
- 当院の特徴と診療内容の強み
- 先を見据えた歯科治療の提供
- (終わりに)このは歯科クリニックの名前の由来
をお伝えしたいと思います。
私の目指す歯科医院
当院の特徴は、患者様1人1人に寄り添い、きちんとした歯科医療を提供するというコンセプトの歯科医院です。
私自身、今まで大型の歯科医院に勤めていた経験があり、1日何十人と診る診療をしていたことがあります。
また一方で、1日5人程度の患者様に1人1人向き合う診療の経験もしてきました。
その経験から、患者様に1人1人向き合う診療は、患者様の満足度は私も感じるほど高く、私自身も歯科医師としてのやりがい、使命感を感じていました。
自分で開業するときには、絶対にこのコンセプトはぶれないようにと決意していました。
前)橋口歯科医院の橋口先生とのご縁
しかし、実際開業となるとなかなか難しいもので、今の開業先で決まる2年間で約30件ほどの物件を見てきましたが、いろいろと条件が合わず途方にくれていたところ、現在の医院の前身の橋口歯科医院の橋口先生とのご縁をいただきました。
橋口先生のご体調のため、この地で続けられなくなったことから歯科医院を建て壊すことを検討されていました。橋口先生の想いは、きちんとした先生になら譲渡も考えるが、中途半端になるぐらいなら譲渡せず建て壊すという強い想いがあったと聞きました。
私は全く橋口先生と面識がなかったのですが、橋口先生の想いが詰まった当時開院して間もない綺麗な医院、そして患者様をどうにかしたいと紹介してくださった方が、いろいろな先生を検討した結果、偶然に私にその話がくることになりました。
文京区白山と聞いたときに、私の出身大学の東京歯科大学が水道橋にあることや、妻と小石川植物園に来たこともあり親近感が湧きました。
また、落ち着いた環境、文化のある街並み、大きな病院がたくさんあること、そしてまだ6年しか経っていない綺麗な医院、
すでに、患者様1人1人に寄り添うことが可能な全診療室が独立完全個室になっていたこと、遠方からも通ってくださる患者様への配慮として白山駅徒歩1分、本駒込駅徒歩4分という好立地ということから、私の中では全ての条件が合致しました。
また、この地ではすでに、多くの大型の歯科医院があったため、逆に自分の特徴が活かせると思い、橋口医院を見学して橋口先生と面接の日に即決しました。
そのような経緯で、この地での開業に至ります。
当院の特徴と強み
医院のコンセプトはこれまでお話しした通りですが、では、実際に他の歯科医院と比べて、診療内容の強みはなにかということをお伝えします。
私は、歯を失った方、歯を失ってしまうかもしれない方に対する、インプラント治療やドイツ式入れ歯(テレスコープデンチャー)、セラミック治療やブリッジ治療といった人工の歯で歯を補う治療を得意としています。
この分野は、我々の業界では欠損補綴治療と言います。
実は、この欠損補綴治療という分野は非常に幅広く、歯科医師によって治療の考え方や手技等が大きく異なります。
特にインプラント治療、入れ歯治療というのは歯科医師の主観や見解の違いが多く、インプラント治療、入れ歯治療の両方を得意としている歯科医師はそう多くはないのが現状です。
そうすると、歯を失った患者様に歯科医師の主観や見解に基づいたインプラント治療、入れ歯治療を提案、治療になることも少なくありません。
私としては、その提案は患者様の考えや、患者様のこれまでの治療の経緯もあると思いますので、中立に提案、提案しても治療の技術がどちらも高くないといけませんので、今までこの欠損補綴治療について研鑽を積んでまいりました。
しかし、単に歯を失ったところにどうインプラントを入れるか、どういう入れ歯で治療するかという局所的な視点では、歯を失うスピードは抑えることはできません。
本来、歯を失って、または歯を失っていく方は多くの患者さんの場合は、歯周病や虫歯だけの原因のみではなく、かみ合わせから起因することが多く、インプラント治療、入れ歯治療を行っても、その与えたかみ合わせや治療の設計や計画が悪ければ再び同じ繰り返しとなり、歯科治療が終わりません。
先を見据えた歯科治療の提供
そこで、かみ合わせを重要視した欠損補綴治療というのが、私の強みです。
実際に私が行ったかみ合わせを考慮した欠損補綴治療の臨床報告を、大規模の学会やコンペティションで発表することで、過去6度の受賞も与えていただいております。
また、歯科医療先進国であるドイツの歴史あるハイデルベルク大学附属病院での研修も自らの臨床に活かしております。
今では、歯科医師に向けて、欠損補綴治療の分野で講演することが多く、講演しながら自分自身が一番勉強しているありがたい環境にいます。
このようなことから、歯を失った方はもとより、歯を失った方を多く診てきたからこその、どうしたら歯を失うリスクを減らしていくことができるのかということを、これから歯を失う可能性がある方に活かすことができるのも強みだと思っています。
また、虫歯治療や歯周病治療といった一般歯科診療も行っているため、患者様のお口の中をトータルで治療できますのでご安心してご来院ください。
長々とお伝えさせていただきましたが、当院設立の経緯から医院の特徴、強み、コンセプトまで少しでも伝わればと思います。
(終わりに)このは歯科クリニックの名前の由来
最後になりますが、実際にお越しいただいた患者様に最もいただいたご質問についてです。
『このは歯科クリニックの由来ってなんですか?』
私の名前が小西なので、小西歯科クリニックもよかったのですが、クリニックという怖いイメージをやわらかくしたかったので、ひらがな表記で考えていました。
私の妻の名前が、日本書紀や古事記に登場する桜の語源にもなった木花咲耶姫(このはなさくやひめ)から一部とったひらがなの名前なのですが、娘も木花咲耶姫から一部とり、ひらがなの名前をつけました。
そして、私の名前が浩介(こうすけ)なので、それぞれ一文字ずつとって、このは歯科クリニックと決めました。
患者様を自分の家族のように、あたたかくそして寄り添った診療ができればという意味を込めています。
クリニックのロゴは、小石川植物園を始め緑が多い場所であること、『このは』から連想される葉っぱをモチーフにしております。
ロゴの葉っぱの中には『このは』と『小西』をかけた『K』をいれています。
今後とも、このは歯科クリニックをどうぞよろしくお願い致します。
院長 小西 浩介